京都御所の一般公開の参観コース
年に2回(春に5日間、秋に5日間)は、事前の参観申請・許可の手続きなしで、京都御所が公開されます。
京都御所がこの地に定まったのは、1331年であるが、1869年までの永きにわたり皇居とされた。この間、何回も火災により焼失し、その都度再建されました。
現存する建物は大半が1855年(安政2年)に再建されたものである。
今年は、それからちょうど150年の節目の年であり、これまで、あまり公開されていない北側の殿舎も特別に公開されました。 |
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諸大夫の間(しょだいふのま)
正式に参内した者の控の間。格の高い順に「虎の間」、「鶴の間」、「桜の間」がある。 |
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安政2年の造営平面図
右側の図は安政造営時の平面図(上)と現在の平面図(下) |
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建礼門(けんれいもん)
御所の正門。
京都三大祭りの「葵まつり」、「時代まつり」の行列もここから出発する。 |
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紫宸殿(ししんでん)
即位礼などの重要な儀式を執り行う最も格式の高い正殿である。
大正天皇、昭和天皇の即位式礼もここで行われた。
向って左側に「右近の橘」、右側に「左近の桜」があり、前面に「白砂の南庭」がある。 |
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紫宸殿内の高御座(たかみくら)
天皇の御座、東隣りに皇后の御座「御帳台」(みちょうだい)が置かれている。 |
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小御所(こごしょ)
皇太子の元服などの儀式に用いられ、将軍や諸侯と対面される場所などにも使用された。 |
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御常御殿(おつねごてん)
室町時代以降、天皇が日常のお住まいとして使用された御殿。 |
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通常の一般公開はここから出口へ行くことになるが、今年は安政御造営150年記念ということで、北部の「皇后宮常御殿」、「飛香舎」(藤壺)が特別公開されました。 |
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飛香舎(ひぎょうしゃ)
18世紀の終り頃に、古制に復して建てられたもので、平安京の内裏の様式をよく伝えている。
女御入内(にょうごじゅだい)の儀式が執り行われた建物であるが、元来は、女御が日常過していた所であった。 |
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中庭に藤が植えられているので、「藤壺」とも呼ばれた。(写真) |
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飛香舎(ひぎょうしゃ)の中庭の藤の木。「藤壺」と呼ばれる由縁。 |
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夕日に映える「京都御所」
一般公開の参観を終えて、外苑へ出た。
秋の日は御所の塀を赤く染めていた。 |
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